ひつじ日和

ひつじです。つらつらと書きます。

BUMPの報道について感じた違和感

先日からBUMP界隈で話題になっている、メンバーちゃまこと、直井由文の不倫報道。

妻子が居たのにも拘わらず、四年前に不倫をしていたという物だ。

 

この件が騒がしくなっていた時、内心とても腹立たしかったし、大好きなBUMPがまさかこんな最悪な内容で世間に広まって欲しくはなかった。

 

僕がBUMPの楽曲に出会ったのは中1の時だったと思う。

兄が聴いていた「天体観測」を聴いて衝撃を受けた。

 

「なんてすごい曲なんだろうか。」

 

アニメ好きで、アニソンやらキャラソンばかり聴いていた僕の音楽はあの日から一変した。

 

お小遣いでCDを買いあさり、聴きまくった。

いつしかBUMPの楽曲で一番好きな曲は「pinkie」と言えるまで、BUMPにのめり込んでいった。

 

大きくなるにつれ、BUMPの楽曲の持つメッセージ性の強さ、音楽の強さを実感し、いつしか好きな音楽は?と訊かれたときは「BUMP!」と答えられるまで、BUMPにとりつかれていった。

 

しかもこの記事が出たときは新曲「Gravity」が主題歌になった映画の公開日でもあり、すこし前後するが、昨年のライブ映像の発売が決まった時でもある。

何というか、タイミングが全て最悪だった。

 

あの報道があってからずっと、世間の反応を見ていた。

勿論ファンの中には「反省してるならいい」「プライベートとBUMPは別だから大丈夫」っていう意見も沢山見かけた。

 

ファンならそう思うはずだ。嘘であって欲しいと。

 

中には不倫相手を咎める意見すら見かけた。

 

でも冷静になって考えて欲しい。

 

妻子がいるのにも拘わらず、それを隠して不倫という背徳行為を行っていたのは誰かと。

 

それは紛れもなく、チャマなのは消せない事実だ。

 

それに時間を追う毎に新しい情報も出てきた。

以前にもプライベートについてメンバーで注意をしていたのにも拘わらず、メンバーの不貞行為を防げなかったと。

 

ここまで来ると、正直かばうのは難しいと感じた。

 

確かにプライベートとバンドは別物だろう。

でも、影響力を考えて欲しい。

 

例えば、僕が友達とバンドを組んでいたとする。

そして,僕が不倫をしたとしよう。それが明るみに出ても、あまり影響はないだろう。

仮に、そのバンドが好きな人がいたとしても、影響は軽微である。

 

しかし、今や日本を代表するロックバンドで、多くのバンドに影響を与えたと言われるBUMPのメンバーでこういう問題が出ると、大きな影響をもたらすって事が何故チャマ自身分からなかったのか。

 

いい年した大人が何してるんだろうか。

 

そこが謎で仕方ない。

 

意識がなかったのか、それともスターになってしまった期間が長く、もう一般の認識とずれたところに行ってしまったのか。

 

正直、我々ファンがあーだこーだ言ったところで、この不貞行為の事実は消せないし、傷つけた人がいるのも事実。

 

さらに疑問に思うのは謝罪文の一節の

 

「楽曲への信頼を失ってしまう事が何よりも怖く、悔しいです」

 

えっと、

楽曲に信頼を失うとか、悔しいとかどの口が言える?

悔しいってのはこっちの気持ちだ。

 

今後、好きな音楽は?と訊かれ、「BUMPです」って答えたら

「あぁ~不倫したベーシストがいるバンドでしょ」って言われてしまう。

そっちの方が僕は悔しい。

僕は今でもBUMPの楽曲を信頼しているし、大好きだ。

でも今回の一件で前みたいに手放しで喜べなくなってしまったと思う。

 

一時は解散とか脱退とかまで話が及んだそうだけど、

多分そうしたらもう二度と聞かなくなったと思う。

 

何でか知らないけど、日本人は責任を取って辞めるのが好きだ。

 

でもそれって現実から目を背けて逃げてるだけで、何も責任取ってない。

 

そもそも責任って何だろうか。

バンドマンなら、また必死で音楽をやって、また好きになってもらうのが責任の取り方なんじゃないだろうか。

 

とそこまで思ったときようやく自分の中で納得がいった。

あぁ……結局は裏切られたとかじゃなく、大好きなバンドが変わって行ってしまうことにショックを受けてるだけなんだなと。

もう、二度と前に見たいには戻れないんだなと。

 

もう、この事実は消えないし、
BUMPの看板に泥を塗った事実はいくら水で洗ったとしても消えない。

大きく付いた傷はそう簡単に癒えない。

 

しばらくは、チャマは活動自粛という事で残った3人で活動はしていくとのこと。

本人には猛省してもらって、自分がしでかした罪の重さ、

そして、

BUMPというバンドの看板に大きく泥を塗ったことを恥じてもらいたい。

 

苦しいとき、辛いとき側に居たくれた彼たちが奏でる曲には何も罪はない。

だからBUMPが辛いときに側に居たいと思うが、

内容が内容なだけに手放しで側に行けない自分がいる。

 

行ってしまったら、不倫はしても大丈夫、応援するよって不倫を肯定してしまってるのではないかと思ってしまうからだ。

 

でも、それでもやっぱり彼たちの曲は大好きで、きっと応援はするだろう。

きっと、残りの3人を。

 

チャマを許せるのかはまだ分からない。

 

でも、またあの4人で魅せてくれる素晴らしい世界をきっと心のどこかで待っている自分がいるのだと強く思う。

 

そのときはライブへ足を運ぼう。

何か変わってしまったBUMP OF CHICKENのライブへ。